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PCのショートカットキー、活用できてる?オリジナルで作る方法もご紹介!

2022.04.21

PCのショートカットキー、活用できてる?オリジナルで作る方法もご紹介!

目次

労働時間が長いほど評価される時代は終わり、生産性を向上して利益を生み出すことが必須となりました。

現代社会においては、単純な作業をいかに短時間で完了できるかということが業務効率化の鍵になっています。中でも、仕事が速い人は自分でできる業務効率化として、ショートカットキーの活用を積極的に実行しています。

ショートカットキーの活用は、「時間のムダ」だけでなく「作業ストレス」の軽減も期待できると言われています。

PC作業における効率化の手段を探っている”、“すでにExcelを駆使した業務の効率化を図っているけれど、もっと時短したい”と考えている方は、当記事でご紹介するショートカットキーを意識して使用することによってさらなる高速処理を身に着けていきましょう。

今回はExcelに限らずPC(Windows)で使用できるショートカットキーについてご紹介していきます。

ショートカットキーについては、ぜひこちらもご覧ください。


EXJ_みずき

監修:みずき さん
EXCEL女子の研修講師をしています。Excel研修では「覚える」だけではなく「理解する」ことで、自身の力としてExcelスキルを身につけられる研修を実施しています。研修をするたびにExcelが大好きになり、Excelってすごい!と実感しています。Excelの他には写真が好きで食べ物や風景を撮影しています!

「単純」「よく使う」は脱マウスをしよう

ショートカットキーとは、[Window]キーや[Ctrl]キーなどを他のキーと組み合わせることで、特定の機能や動作をキーボードから実行できる機能です。

ショートカットキーを使用すれば、マウスを使用してメニュー項目を複数クリックする場合と比べて、作業時間が短縮されると同時にキーボードとマウス間の手の行き来の煩わしさからも解放されます。

すでにコピー&ペーストのような簡単なショートカットであれば普段から使用しているという方も、今後は当ブログのショートカットキーを覚えて、単純な繰り返しやよく使う操作は積極的に脱マウス化し、PC活用スキルをワンランク上達させましょう。

仕事が速い人が使うショートカットキー

では早速、すぐに使えるショートカットキーをご紹介していきます。

[Windows]キーを使用するショートカットキー6選

Windowsキー
[Windows]キーには、実は下記のようなショートカットキーがあります。

業務引き継ぎや部下指導をする時に、管理職が以下のショートカットキーを使いこなしていたらどうでしょう?現場の社員もショートカットキーを活用するきっかけとなります。


[Windows]
スタートメニューを表示する
よく使用するアプリはタスクバー(※)にピン留めしておけます。それ以外のアプリを使いたいときに便利です。


[Windows]+[1]~[0]
タスクバーからアプリを起動する
タスクバーにピン留めしたアプリを左から番号順で起動できます。


[Windows]+[D]
デスクトップを表示する
デスクトップに置いたファイルを今すぐ開きたい場面などで活用できます。


[Windows]+[↑]/[↓]
ウィンドウを最大化/縮小
ブラウザの右上までマウスポインターをずらさずに、ウィンドウのサイズを変更できます。


[Windows]+[←]/[→]
ウィンドウを左右に並べて表示する
ブラウザの右上までマウスポインターをずらさずに、ウィンドウのサイズを変更できます。


[Windows]+[G]
ゲームバーを表示([Windows]+[Alt]+[R])
画面の録画などができるゲームバーを表示するショートカットです。操作パネルがでたら「キャプチャ」→「録画を開始」をクリックすると録画が開始します。


※タスクバーは画面の下にある帯状の操作領域のことを言います。タスクバーの位置

[Ctrl]キーを使用するショートカットキー7選

Ctrlキー

[Ctrl]キーを使用するショートカットキーには、[Ctrl]+[C]や[Ctrl]+[V]などがありますが、他にもショートカットキーがたくさんあります。

[Ctrl]キーは既によく活用している、という方にこそおすすめしたいショートカットキーはこちらです。

[Ctrl]キーはよく使うキーだからこそ、使えるショートカットキーを覚えることで簡単に効率化の幅を広げることができます。


[Ctrl]+[N]
新規ウィンドウやファイルを開く

ブラウザでは新規ブラウザ、例えばExcelでは新しいブックが開けます。
[Ctrl]+[T]
新規タブを開く
ブラウザ上で新しいタブを開くときに、「+」ボタンを押さずに新規で開けます。
[Ctrl]+[Tab]
次のタブへ移動
複数のタブもマウスをクリックすることなく移動することができます。
[Ctrl]+[R]
ページの再読み込み

なかなかWebページが表示されない時や、SNSのタイムラインを更新したいときにも便利です。
[Ctrl]+[L]
URLが選択される
ページを共有したいときに選択すれば、すぐにコピーができます。


[Ctrl]+[Z]
一つ前に戻る

[Ctrl]+[Y]
やり直し、繰り返し

[Alt]キーを使用するショートカットキー

Altキー
また、[Alt]キーにはこのような使い方があります。

リモート会議をしていて、表示画面を変更したいときに以下のショートカットキーを使えば、瞬時に複数のタブの情報が可視化されるため、選択したい画面を時間をかけずに指定することができます。


[Alt]+[Tab]
画面を切り替える

困ったときに使えるショートカットキー

ここからは、PCを使って業務をする人なら誰でも遭遇する可能性がある“困った場面”に使えるショートカットキーをご紹介します。

頭が真っ白!パソコンが突然フリーズ!

作業をしていたら、“急にパソコンが固まってしまった”という経験はありませんか?
そんな時はこのショートカットが役立ちます。


[Ctrl] + [Alt] + [Delete]
パソコンをサインアウトまたはタスクマネージャーを開く


マウスポインターも表示されず、次の動作に進めないといった事態を回避できます。

画面を見られたくない!重要な情報を取り扱っているときに!

コンプライアンスの重要性が叫ばれる現代、ちょっとした離席の際も画面を人に見られないようにしたいと思ったことはありませんか?

そんな時はこのショートカットが役立ちます。


[Windows] + [M]
開いている画面をすべて最小化

[Windows] + [L]
パソコンをロック画面にする


情報漏洩を未然に防止します。

しまった!ファイルを誤って削除してしまった!

作業が捗っているタイミングで頭より手が先に動いてしまい、“しまった、大切なファイルを誤って削除してしまった”という経験はありませんか?

たった今削除してしまったファイルであれば、このショートカットが役立ちます。


[Ctrl]+[Z]
直前の操作をキャンセルする

※一部復元できないものもあります


たった一つの操作が大きなミスを防いでくれます。

 

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作業効率を上げる自作のショートカットキー

さらに、ショートカットキーはオリジナルで設定することもできます。自分が覚えやすいショートカットキーを設定すれば、作業も早まります。

ショートカットキーを作成する方法 <PC編>

いつも使うアプリケーションにショートカットキーを設定する

今回はショートカットキーでExcelを起動する設定をします。

以下、「Windows10」における操作方法の説明となります。

<手順>
(1)ショートカットキーに登録したいアプリケーションを右クリックしメニューバーを表示する
img_shortcut-key_00

(2)《プロパティをクリックする
img_shortcut-key_01

(3)開いた画面の中央にショートカットキーという項目があるので、ここに設定したいショートカットキーを入力する
※初期設定では「なし」と記載されていいます。
img_shortcut-key_02

(4)今回は、Excel起動のショートカットキーなので、Excelの“E”を使用して、[Ctrl ]+[Alt] +[E]と指定し、OK をクリックする。
img_shortcut-key_03

これでショートカットキーの設定は完了です。

<設定時の注意点>
①必ず[Ctrl ]+[ Alt] + [任意のキー]となるように設定する。
② [任意のキー]に設定できないキー[Esc]、[Enter]、[Tab]、[Space]、[Print Screen]、[Shift]、[Delete]、[Back Space]、[Fn]、[Caps Lock]

③[F1]~[F12]のファンクションキーを使わない。(使用すると、ファンクションキーに紐づく既定のショートカットが使用不可となる)

(5)設定した[Ctrl ]+[Alt] +[E]を押すと、マウスなしでそのアプリケーションが開く
img_shortcut-key_04

ショートカットキーを作成する方法 <Excel編>

「クイックアクセスツールバー」にコマンドを追加する

今回は、ショートカットキーで「セルの結合」をする設定をします。

<手順>

(1)Excelを開き、クイックアクセスツールバーの矢印をクリックし、その他のコマンドを選択する

img_exel_shortcutkey_01

(2)コマンドの選択のリストボックスからホームタブを選択する

img_exel_shortcutkey_02

(3)セルの結合を選択して《追加》をして、右側にセルの結合が表示されたことを確認したらOKを選択する

img_exel_shortcutkey_03

これでショートカットキーの設定は完了です。

(4)Excel画面に戻り、クイック アクセス ツール バー》を見ると、セルの結合》ボタンが追加される
img_exel_shortcutkey_07

(5)[Alt]キーを押すと図のようにクイックアクセスツールバーに数字が表示される。

img_exel_shortcutkey_08

(6) セルの結合ボタン上には[4]と表示されているので、結合したい範囲【A1:E1】を選択し、[Alt]+[4]で実行する

img_exel_shortcutkey_05

(7)すると、選択していたセルが結合される

img_exel_shortcutkey_06

このように、Excelで実務に活かせるショートカットキーはオリジナルで作ることもできます

重要なのは、何度か同じ作業をしていることに自らが気付き、この作業は効率化できないか?と疑問に思うことです。

全てショートカットキーで実行しようということではなく、ショートカットキーを活用した方が効率的な作業を見極めて、マウスと併用して小さな時間ロスを解消していきましょう。

まとめ

ショートカットキーは、実際に手を動かしながら実務で使ってみることが大切です。

まずは今回ご紹介したショートカットキーを使うことを意識して、指がなれるまで繰り返し実行し、着実にスキルをつけていきましょう。

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