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内製化か?アウトソーシングか?判断のポイントを解説!

2022.06.16

内製化か?アウトソーシングか?判断のポイントを解説!

目次

「内製化」すべきか「アウトソーシング」すべきか、判断に迷われたことはありませんか?

これまで当たり前だったアウトソーシングですが、近年ではコスト削減やノウハウの蓄積を優先して内製化を目指す企業が増加しています。

ここでは、内製化とアウトソーシングのメリットとデメリットをご紹介し、実際にどのような業務を内製化へ切り替えるべきか判断のポイントを詳しく解説します。

内製化とは?

内製化とは、これまで外部に委託(アウトソーシング)していた業務を自社のみで行うことを指します。

内製化のメリット

はじめに、内製化のメリットについて解説します。

外注コストの削減

内製化を行うと外注費用が必要なくなるため、アウトソーシングにかかっていた固定費を丸ごと削減できます。

特に、専門的な業務は外注費用に加えて追加費用が発生することもあるため、内製化に成功すれば大幅なコストダウンになります。

スピーディーな業務遂行

業務を内製できる仕組みさえ作ってしまえば、すべてを自社内で完結させ、スピーディーに業務を遂行できます。スケジュール管理も社内で行うことができるため、業務効率化や生産性の向上にもつなげやすくなります。

コミュニケーションがとりやすい

内製化は自社スタッフが企画から納品までのすべての工程を行うため、タイムロスなく細部までコミュニケーションを取ることができます。

イメージと違う場合や、仕様変更などもすぐに対応できるため、アウトソーシングにありがちな社外の業者と連絡を取り合うストレスを無くすことができます。

社内へのノウハウの蓄積

業務におけるデータや技術などのノウハウを自社に蓄積していくことができます。

また、そこで得たスキルや課題解決策などは社員同士で共有できるだけでなく、会社の資産にもなります。将来ノウハウが溜まってゆけば、外部へのコンサル事業やアウトソーシング事業を展開するなど、新しいビジネスチャンスへつながる可能性もあります。

内製化のデメリット

次に内製化のデメリットについて解説します。

育成に時間がかかる

業務に必要な知識やスキルを持つ社員を育成する時間が必要です。

業務が専門的になればなるほど育成期間が長くなるため、今すぐに自社職員だけで内製化をする、ということは難しいケースもあります。

人件費が増える

内製化すると、新しくその業務を行うための部署やポジションを増設することになります。そのため人件費や社会保険料などの固定コストが増加しがちです。

また、業務の知見を持った人材を新しく雇用する場合、採用活動の費用も考えておかねばなりません。

導入コストがかかる

人件費以外にも業務のための備品や設備投資が必要です。

内製化ではアウトソーシングと異なり、外注でスポット的に発生する費用はありませんが、業務を維持するための固定費がかかることを意識しましょう。

人材不足に陥る

内製化した業務を今いる人員だけで分配すると、人材不足に陥ってしまう可能性があります。

業務の内製化だけを目標にするのではなく、人員配置や新規採用など、バランスを考えながら内製化をおこなわなければなりません。

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アウトソーシングとは?

アウトソーシングとは、社内の業務を外部の企業へ委託することです。

アウトソーシングのメリット

ここからはアウトソーシングのメリットについて解説します。

品質向上

難易度の高い業務でも、アウトソーシングではクオリティの高い納品を期待できます。外部の専門家の知見やスキルを借りることで、自社だけで行うよりも品質の高いものを生産できます。

生産性の向上

生産に直結しない事務やデータ管理業務などを外注することで、社員にはより重要度の高いコア業務へ専念させることができます。

そのため、うまく活用すれば、社内全体の生産性を底上げすることにつながります。

設備投資や教育費が不要

アウトソーシングは完全に社外に委託するため、自社の設備投資や社員の教育費が必要ありません。

属人化を防ぐ

内製化してしまうと属人化の危険性がありますが、アウトソーシングではその心配はありません。社内の配置転換や退職での引き継ぎ業務もなくなるため、より社員をコア業務へ集中させることができます。

固定費を節約できる

業務が発生したタイミングだけ外注できるのはアウトソーシングのメリットです。
スポット発注になるため、業務内容によっては内製化よりも経費を安く抑えることができます。

リソース不足を補える

必要なときに必要なだけ外注することができるので、社内の人手や設備などのリソース不足を補うことができます。

アウトソーシングをうまく活用できれば、さらなる業務効率化が期待できます。

アウトソーシングのデメリット

続いて、アウトソーシングのデメリットを解説します。

ノウハウが蓄積できない

アウトソーシングをすると、社内にノウハウが蓄積しません。

業務のノウハウを持った社員が育たないため、いつまでも同じ業務を外注し続けなければならなくなってしまいます。

コミュニケーションコストがかかる

アウトソーシングの場合、発注して終了ではなく、納品までのやりとりやチェックなどの管理を行わなければなりません。

そのために人員を割かねばならないため、コミュニケーションコストがかかります。

個人情報や社内機密などの漏洩リスク

現代のビジネスは情報戦とも言われており、たとえアウトソーシング先といえども個人情報や会社の施策情報などは漏らしたくないというのが本音ではないでしょうか。

外注先が増えるほど、情報漏洩のリスクは増加してしまいます。

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内製化とアウトソーシングどちらにするべきか?

内製化とアウトソーシングには、それぞれメリットとデメリットがあります。
業務内容や目的に応じてどちらを選択するべきかは異なるため、ここでは内製化とアウトソーシングをどちらにするべきかの判断ポイントを解説します。

総額のコストで判断する

コスト削減を目標に内製化を行う企業も多いのですが、実は内製化には人件費以外にも設備費用、備品や採用費用など、さまざまな隠れコストが存在しています。
そのためまずは内製化したい業務にかかる総額のコストと、アウトソーシングした場合の費用を比較してみましょう。

業務の継続性で判断する

内製化したい業務がこれからも継続して発生する業務なのか、それとも突発的に発生するものなのかで判断しましょう。
内製化には維持するためのランニングコストがかかるため、継続性のない業務はアウトソーシングにしたほうがコストが少なく済むことがあります。

しかし、将来も継続して発生する業務で、ノウハウを蓄積することで会社にとってメリットが大きいと判断する場合は、初期費用が高くついたとしても内製化を行うメリットがあります。

リソース不足にならないか検討する

会社内の人員や設備などのリソースが、どこまで内製化に対応できるかも見極めなければなりません。

例えば社内のメイン業務をしている社員が、内製化した複数のタスクを兼務することができる状況でしょうか。忙しさが増すせいでそれぞれの業務の質が下がったり、疲れからミスが増えて生産性が落ちる可能性も否定できません。

どこまで内製化するのかを決める

すべての業務を内製化することは、得策ではありません。自社でノウハウを蓄積したいコア業務は内製化へ、売上などの生産性に直結しないようなマニュアル業務などはアウトソーシングへまわすなど、自社業務の振り分けが重要です。

社内のリソースをフル活用できるよう、内製化とアウトソーシングのバランスを見極めていきましょう。

まとめ

内製化かアウトソーシングかを判断するためには、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、会社の目的に合う手段を選択しなければなりません。

多少のコストがかかったとしても、将来自社にとってメリットが大きい業務であれば、内製化にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ただ、お急ぎの業務や自社にノウハウがない場合はアウトソーシングがおすすめです。

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