コラム ~ 業務効率化・業務自動化についての最新情報、用語、ノウハウなど ~

【2025年最新版】業務効率化の基本とは?Excel(エクセル)で実践する3つのスキルを解説!

作成者: Admin|Feb 24, 2022 1:00:10 AM

「もっと効率的に仕事を進めたい」「Excel業務をラクにしたい」——。
多くの企業で聞かれるこの悩み。

リモートワークやDX推進が進む今、業務効率化は生産性向上のカギとなっています。
しかし、単なる“時短テクニック”にとどまらず、全体最適の視点で仕組み化することが重要です。

この記事では、業務効率化の基本的な考え方と、現場ですぐ使えるExcelを使った3つの実践スキルを解説します。
社内にノウハウを定着させるポイントも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

執筆:檜田詩菜(過去のインタビューはこちら

コクーのマーケティング担当。鹿児島県出身。数年前まで美容コスメ・雑誌・不動産・IT業界の顧客マーケティングを担当。サスペンスLOVE。

業務効率化とは?まず押さえておきたい考え方

業務効率化とは、限られた時間やリソースの中で最大の成果を上げるために、ムダ・ムリ・ムラをなくすことを指します。単に「作業を早く終わらせる」ことではなく、業務の質を保ちながら、生産性を高める取り組みです。

たとえば、こんな課題はありませんか?

■ 同じような資料を毎月ゼロから作っている
■ Excelへの入力や転記に時間がかかっている
■ 担当者が変わると作業が止まってしまう

これらはすべて、「非効率なプロセス」や「属人化」が原因で起こります。
つまり、業務効率化の第一歩は、どの業務がムダや重複を生んでいるかを見極めることなのです。

効率化の目的は「時短」だけではありません。
人が本来取り組むべき企画・分析・提案などの付加価値業務に時間を使えるようにすることが真のゴールです。

Excelを上手に活用すれば、こうした非効率な作業を自動化し、データの整理や集計もスムーズに。
現場の生産性を上げながら、チーム全体の成果につなげることができます。

効率化の第一歩は「見える化」から

業務効率化を進めるうえで、最初に取り組むべきなのは 「見える化」 です。
なぜなら、多くの企業では「どの作業がムダなのか」「どこに時間がかかっているのか」が明確になっていないまま、改善策を検討してしまうからです。

まずは、次の3つを整理してみましょう。

■ 誰が、どんな作業にどれだけの時間を使っているか
■ どの業務が手作業・転記・確認に偏っているか
■ どの工程でミスや手戻りが多いか

これらをリスト化し、Excelなどで一覧化すると、業務の「ムダ」「ムリ」「ムラ」が可視化されます。
すると、「自動化できる業務」や「テンプレート化すべき業務」が自然と見えてきます。

毎回フォーマットを整える報告書

手入力で集計しているデータ

共有フォルダに散らばったファイル管理

 といった改善が可能になります。

さらに、「見える化」にはもうひとつの効果があります。
それは、チーム全体で問題意識を共有できること
誰か一人が頑張るではなく、仕組みとして改善する流れが生まれ、継続的な効率化につながります。

EXCEL女子では、現場に入り込み、こうした「見える化シート」の整備から自動化の仕組みづくりまでを支援。属人化しやすいExcel業務をチームで運用できる形に変えていくことで、長期的な生産性向上を実現します。

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Excelで業務効率化を実現する3つの基本スキル

業務効率化を進めるうえで欠かせないのが、Excelを活用した「自動化・ミス防止・見える化」の仕組みづくりです。Excelは単なる表計算ソフトではなく、使い方次第で業務そのものを変える強力なツールになります。

ここでは、すぐに実践できる3つの基本スキルを紹介します。

スキル①:関数で「自動化」を進める

まず押さえたいのは、関数による作業の自動化です。
VLOOKUPやIF、COUNTIFなどの関数を使えば、条件に応じて自動的にデータを抽出・分類・集計することができます。

たとえば、
■ 顧客リストから特定エリアのデータだけを自動抽出
■ 売上表から一定条件を満たす金額だけを集計
■ アンケート結果を自動で分類してレポート化
といった作業をボタンひとつで完了できます。

 

毎回の集計を手で行っているなら、まずは「自動で動く仕組み」を作るところから始めましょう。

スキル②:入力規則で「ミス防止」

次に大切なのが、入力ミスを防ぐ仕組みです。
Excelの「データの入力規則」機能を使えば、ドロップダウンリストからの選択入力や、数値・日付の制限などが設定できます。

これにより、
■ 「経理部」「けいり部」などの表記ゆれ防止
■ 
不正な数値・日付の誤入力防止
■ 
担当者ごとの入力精度のばらつき防止
といった品質面の課題を解決できます。

 

ちょっとした工夫ですが、日々の確認作業が大幅に減り、全体の生産性が上がります。

スキル③:条件付き書式で「見える化」

効率化の3つ目のポイントは、条件付き書式による見える化です。
数値やステータスに応じて自動で色を変えたり、アイコンを表示したりすることで、データの状態をひと目で把握できます。

たとえば、
■ 期限が近い案件を赤く表示
■ 売上が目標を超えた項目を緑で強調
■ 進捗率に応じて自動で色分け
といった設定が可能です。

数字の羅列だった報告書が、一瞬で伝わる資料に変わり、会議や共有の場でも活躍します。

見える化は、単なる見た目の改善ではなく、意思決定のスピードを上げる仕組み化です。
Excelを活用して、チーム全体が同じ情報をスムーズに共有できる環境を整えましょう。

効率化を「仕組み」にするには、スキルの定着がカギ

業務効率化は、単発の改善活動では終わりません。本当に成果を出すには、スキルやノウハウを組織に定着させ、継続的に改善できる仕組みをつくることが大切です。

ポイントは、

■ スキルを個人ではなくチーム全体に広げること
■ 業務フローやファイル構成を再現性のある形で残すこと
■ 改善が続く“文化”として定着させること

です。この3つを整えることで、「誰がやっても同じ品質で回る仕組み」が生まれます。

現場を変えるには「伴走型サポート」が有効

とはいえ、「Excelが得意な人がいない」「教育する時間がない」といった声もよく聞かれます。
そこで有効なのが、現場に入り込みながら効率化を支援する専門人材の活用です。

たとえばコクー株式会社の EXCEL女子 サービスでは、Excelを活用したデータ整理・自動化・レポート作成など、日々の業務を支援しながら、社内担当者への引き継ぎやナレッジ共有も行います。

単なる“代行”ではなく、現場の一員として伴走し、効率化の文化を根づかせる支援が特徴です。
結果として、短期的な業務改善だけでなく、長期的なコスト削減・品質向上にもつながります。

継続できる効率化が、組織の強さになる

効率化の本当の目的は、「時間を減らす」ことではなく、「価値を生み出す時間を増やす」こと。
ルーチンを仕組み化することで、社員はより創造的な業務に時間を使えるようになります。

Excelという身近なツールを活かしながら、組織全体で“改善が回り続ける仕組み”をつくることが、これからの企業の競争力につながります。

まとめ|業務効率化の第一歩は「現状を見える化すること」

Excelを活用した自動化・ミス防止・見える化の3つのスキルを身につけることで、
日々の業務がぐっとスムーズになります。

しかし、効率化を一時的な取り組みで終わらせないためには、
スキルをチーム全体に定着させ、継続的に改善できる仕組みづくりが欠かせません。

EXCEL女子のような現場伴走型のサポートを取り入れることで、
属人化を防ぎながら“仕組みとしての効率化”を実現できます。

小さな改善の積み重ねが、チームの生産性を高め、働きやすい環境づくりにつながります。

当社には、今抱えていらっしゃる課題をしっかりと把握し、解決のご提案・対応させていただくEXCEL女子によるDX支援サービスがあります。

その一歩を踏み出す時間がない、またはスキルを持つ人がいない――
そんなときこそ、EXCEL女子が現場の伴走者となります。

Excelの整理・仕組み化・自動化を通じて、「ツールを使いこなせる組織」を育てる。
それが、EXCEL女子が目指す“現場発DX”です。