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【図解付き】データ行をグループ化する方法とは? (Power Query)

作成者: admin_dg|Oct 3, 2024 5:41:41 AM

Power Queryはデータを効率よく処理するための強力なツールですが、大量のデータを扱う際に特に役立つのが「グループ化」による値の集計機能です。

この機能を使うと、データを特定の基準でまとめ、

  • 平均
  • 合計

などの集計を簡単に行うことができます。

今回の記事では、グループ化による集計方法をわかりやすく解説します。

Power Queryとは

Power Queryは、Microsoftが開発したデータ処理ツールで、データを取り込んだり変換したりするためのマイクロソフトのアドインです。

Power Queryを使用すると、

  • 複数のデータソースからデータを統合
  • データの変換や整理

などを行ったりすることができます。データの取り込みや変換作業を効率化するための機能が豊富に備わっており、データ分析やレポート作成の時間を大幅に短縮することができます。

グループ化とは

[ホーム]タブ ー [変換]グループの「グループ化」を利用すると、対象の列の項目の集計を行うことができます。

(Excel関数の SUMIF 関数やSUMIFS 関数などのイメージ)

  • 「合計」
  • 「行数のカウント」
  • 「平均」
  • 「中央」
  • 「最大」
  • 「個別の行数のカウント」
  • 「すべての行」

などを選択できます。

グループ化を使って集計してみよう

CドライブのPowerQueryフォルダにあるフォルダー「使用データ」にあるブック「住所変換」を使用し、グループ化による集計について解説します。

※前回ご紹介した「条件に応じた列を追加する方法(条件列)とは?」をもとに、「対象」の列を作成してから作業してください。

作業方法

  1. クエリと接続の作業ウィンドウの「データ」をダブルクリックし、Power Queryエディターを開きます。


  2. クエリ一覧から「データ」を右クリックし、「複製」をクリックします。


  3. 「データ(2)」を右クリックし、「名前の変更」をクリックします。
  4. 名前を「集計」に変更します。


  5. 「対象」列を選択し、[ホーム]タブ-[変換]グループの「グループ化」をクリックします。


  6. 新しい列名に「集計」と入力し、「OK」をクリックします。
  7. 「閉じて読み込む」をクリックします。


  8. テーブルとして読み込まれます。

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今回は、PowerQueryを使ってデータをグループ化し、効率的に集計する方法を解説しました。

この機能を活用すれば、大量のデータから必要な情報を素早く得ることができ、データ分析がさらにスムーズになります。日常業務において非常に役立つ機能なので、機会があればぜひお試しください!

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