製造業の採用活動はかつてないほど厳しく、必要な人材を確保できないケースがほとんどです。そのため事務職の採用活動まで手が回らず、なかなか成果が出ないとお悩みの担当者も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、製造業の抱える現状を整理し、失敗しやすい3つの落とし穴について解説します。求める人材を効率よく採用するための具体的なポイントをご紹介しますので、ぜひ最後まで参考になさってください。
製造業の採用活動は、事務職以外でも厳しい状況が続いています。
まずは採用活動を進めるうえで知っておくべき採用活動の現状について確認しておきましょう。
日本では少子高齢化が進み、労働者の人口が減り続けている状況です。
内閣府による「令和5年版高齢社会白書」の推定では、2024年時点で7,457万人ほどの生産年齢人口(15〜64歳)は、出生数の減少により2032年に6,971万人、2070年には4,535万人にまで激減すると推計されています。
また、東京など首都圏へ15〜29歳の若年層の流出が続いており、労働人口の一極集中化が進んでいます。
特に製造業の多くは工場を地方に置いているため、人材不足が深刻化しています。
採用市場は近年、有効求人倍率の高止まりにより、求人数に対して求職者が少ない「売り手市場」が継続中です。
売り手市場では求職者に応募先を選ぶ余裕があるため、給与や労働条件のよい都市部の求人に応募者が集中し、地方の中小企業は苦戦を強いられます。
特に製造業はきついイメージをもたれやすいため、なにも対策をしないと、売り手市場では応募者から避けられてしまうでしょう。
労働人口減少などを背景に、日本の製造業では事務職の採用も難しくなっています。
ここでは、製造業における事務職採用が失敗する要因を3つみていきましょう。
製造業に限ったことではありませんが、自社のコア業務に直結しない事務職は、「人手が足りないのでとりあえず求人をだそう」とざっくりした採用活動になってしまう傾向があります。
しかし、売り手市場の現代では、漠然とした求人に募集が集まるほど甘くはありません。採用計画をしっかりとアップデートし、最適化していくことが重要です。
少子高齢化や首都圏への若者流出もあり、ただでさえ少ない人材が一極集中し、地方では応募者の母集団形成もままならないケースが増えています。
厳しいようですが、現状では地方の製造業の求人に「待っているだけ」で応募者が集まることはありません。
訴求力のある発信を心がける必要があります。
製造業には残念ながら「きつい・汚い・危険」という負のイメージが根強く、たとえ事務職の求人であっても避けられてしまいがちです。
近年の製造業は非常にクリーンで労働環境も改善されている一方、こういった点は企業が積極的にアピールしなければ求職者には伝わりません。
製造業の事務職採用には、3つの落とし穴があります。
ここではその解決策についてみていきましょう。
もし自社の事務職採用で、採用ターゲットを長い間更新していない場合は、まずターゲットを明確にすることが大切です。年齢やスキル、資格、経験、勤務形態など、自社にとって理想の求職者像を定義します。
次に、自社の採用ターゲットに応じて、募集要件を見直します。
「必須要件」と「あると望ましい要件」の2つにわけて設定するとよいでしょう。
なお募集要件の設定の際は、ターゲットと募集要件にギャップがないかもよく確認することが大切です。
例えば「20代」をターゲットにした募集要項に「経験豊富・〇〇の資格必須」などと書いてしまうと、そもそも条件に合う求職者が採用市場にいない可能性もあります。
製造業はBtoBが多いこともあり求職者への知名度は低いことがほとんどです。
そのため、まずは自社が「求職者から選ばれる」ために、自ら情報を発信し魅力をアピールする必要があります。
こういったPR手法は採用ブランディングと呼ばれ、自社の魅力を戦力的に発信し、認知拡大や入社意欲向上を目指す施策です。
製造業の多くは「地方の会社だから」と、地域限定で募集をおこなっている企業も少なくありません。
しかし、もともと労働人口の少ない地方で求職者を取り合うより、都市部に住むUターン・Iターン希望者や、地方移住希望者などにもアピールしたほうが効果的です。
リファラル採用とは、社員から自社に適した知人を紹介してもらう採用手法です。
地方では特に地域のつながりが強いため、通常の求職者以外にも、U/Iターン希望者なども紹介してもらえる可能性が高まります。
製造業の事務職採用では正社員やパートなどの直接雇用以外にも、業務委託やアウトソーシングなどで外注するという選択肢もあります。
特に近年では地方の製造業では事務職の外注需要が高まっており、低コストで柔軟に人員確保ができるメリットに注目が集まっています。
労働人口が先細りするなか、製造業の抱える採用課題は深刻化する一方です。もし現在、採用に対する課題でお困りの場合は、Excelを活用したワンランク上の事務サポートを提供する「EXCEL女子」にご相談ください。
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