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Excel(エクセル)が開かない?なぜか重い原因や軽くするための解消方法を解説

2022.10.06

Excel(エクセル)が開かない?なぜか重い原因や軽くするための解消方法を解説

目次

なぜかExcel(エクセル)が開かない、重くて動作が悪いなど、イライラした経験はありませんか。Excelの起動や更新が遅いと作業効率が下がり、貴重な時間を大幅にロスしてしまいます。
そのうえExcelが重いまま無理やり使い続けていると、場合によってはフリーズしてしまい、作業データの破損や保存の失敗など、最悪の事態になりかねません。

この記事では、このような事態を回避するため、Excelが重くなる原因やその特定方法、解消するための対処法について詳しく解説します。

Excel(エクセル)が重い原因

Excelの動作が重いとき、Excelに原因がある場合と、パソコン自体に原因がある場合があります。

Excel(エクセル)が原因の場合

Excelが原因の場合、データ容量を圧迫しているケースと、重くなる機能を複数利用しているケースの2パターンがあります。

大量のデータ処理を行っている

Excelが重くなる理由のひとつに、大量のデータが入っていたりデータ処理がいくつも行われていたりするケースがあります。画像やオブジェクト、条件付き書式、コメント、大量の不要なシートなどが容量を圧迫する原因になります。

また、同じExcelを複数人で長期間使用している場合は、削除しきれていない更新データ、非表示のシートなどが隠れている場合があります。

重くなりがちな機能を追加している

Excelには重くなりやすい機能がいくつかあります。

例えばVLOOKUP関数のような検索を行う検索関数やマクロ、VBAなどは、他の数式に比べてリソースを圧迫しがちです。
複数人で共同編集ができるブックの共有機能や、ファイルの自動保存の機能なども重くなる原因になりがちなので、支障のない範囲で機能をオフにしてExcel作業を行うのがおすすめです。

そのほかにも、WEBページや他のExcelへのハイパーリンクも多用しすぎるとExcelが重くなる原因になりますので注意しましょう。

パソコンが原因の場合

Excelの動きが悪い場合、パソコン自体が重くなっている可能性があります。
パソコンの動作が遅い場合は、パソコンのOSが古すぎないか、大量のソフトウェアやアプリケーションを同時起動していないかなどを確認しましょう。

パソコンに原因があるかどうかはタスクマネージャーのCPU使用率で確認できます。
タスクバーを右クリックか、Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開くことができるので、CPU使用率が100%近くになっていないかをチェックしましょう。

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Excel(エクセル)が重い原因の特定方法

原因の種類がわかったところで、Excelを重くしている原因の特定方法を解説します。

原因の調べ方

まずは、Excelそのものに原因があるのか、パソコンソフトやデバイスに問題があるのかを調べます。

検証方法はシンプルです。
動きが遅いExcelを一度閉じて、同じパソコンで他のExcelファイルを開いてみましょう。もし他のExcelファイルも動かない場合は自分のパソコンに原因があります。

その一方で、他のファイルはスムーズに動く場合、Excelファイル自体に問題があることがわかります。

もしExcel(エクセル)が開かない場合は

Excelが重すぎてそもそも開けない場合は、以下の手順を試してみましょう。

(1)新規でExcelを開き、《ファイ》タブの《開く》から《参照》を選択

新規のExcelを開く

(2)ファイル指定後に《開く》ボタンの横の《▼》から「開いて修復する」を選択

開いて修復する

(3)ダイアログボックスで《修復》を選択する
それが無理な場合数式や数値だけでも取り出すために《データ抽出》を行いましょう。

修復する

もし上記のやり方で開かない場合は、Excelを浅い階層のフォルダに移動させたり、クラウドからローカルに移したり、Ctrlを押しながらExcelを開く「セーフモード」などの方法を試してください。

Excel(エクセル)の動作を軽くする解決方法

ここでは、動作が遅いExcelを軽くするための解決方法を解説します。

Excel(エクセル)が原因のときの対処法

Excelに原因がある場合は、Excelが重くなっている要因ごとに対処します。

不要なデータの削除

保存しているデータが大きく容量を圧迫している場合は、不要なデータを削除しましょう。画像はファイルサイズを圧縮し、不要なオブジェクトやコメントを消します。
作業に不要な行や列、セルやシートなどもデータを肥大化させるため、Ctrl+Endキーで見えない場所にあるデータを確認しながら消去してしまいましょう。

また、ソフトの拡張機能であるアドインで使っていないものを無効化し、再計算しない数式を数値に置き換えて自動計算を停止します。条件付き書式をルールの管理から完全に消去してしまう方法も有効です。

自動保存の時間を見直す

Excelには、編集中のファイルを数分おきに自動で保存してくれる機能があります。

もし、Excelが定期的に動かなくなる、遅くなるといった症状がある場合は、この自動保存機能が影響しているかもしれません。
その場合《ファイル》タブ下方の《オプション》から《保存》を選択し、「次の間隔で自動回復用データを保存する」の自動保存の間隔見直してみましょう。
もしくはチェックを外すことで、自動保存の機能自体を無効化することもできます。

自動保存

破損したExcel(エクセル)を修復する

Excelが重い場合、Excelのプログラムファイルが破損しているケースがあります。その場合、以下の方法を試してみましょう。

1.Excelプログラムを修復する

コントロールパネルの「プログラム」>「プログラムと機能」の順に選択します。
修復するプログラムを右クリックし「修復」を選択します。「修復」が選択できない場合は「変更」を選択します。

2.Excelをアンインストールし、再度インストールしなおす

再インストールには、購入時についていたOfficeインストール用のドライブや、購入メールが必要です。

パソコンのデバイスが原因のときの対処法

パソコン自体に原因があると、Excelの動作にも悪影響がでます。

パソコンの再起動

まずはパソコンの再起動を行い、デバイスをリフレッシュさせてみましょう。実行しているタスクが終了されるため、再起動をするだけでExcelの動きが良くなるケースも多くあります。

タスクマネージャーでメモリ容量をあける

Excelだけでなく他のアプリケーションを複数同時に使用している場合、CPU使用率が高くなりメモリ不足になっているかもしれません。
タスクバーを右クリックか、Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、実行中になっている不要なアプリケーションを終了しましょう。

正しい対処法でExcel(エクセル)を軽くするメリット

Excelは日々の業務に欠かせないため、動作が重いと生産性が大幅に低下してしまいます。
Excelが重くなる理由はさまざまで、Excelに問題がある場合もあれば、パソコン自体に原因があることも少なくありません。

もし自社にExcelトラブルに対応できる人材がいない場合は、外部企業の助けを借りることも重要です。原因に合わせた正しい対処法でExcelの動きを改善し、業務効率をあげてゆきましょう。

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