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【図解付き】PowerQuery(パワークエリ)で同じフォルダ内のファイルを結合する方法とは?

2024.03.14

【図解付き】PowerQuery(パワークエリ)で同じフォルダ内のファイルを結合する方法とは?

目次

Power Query(パワークエリ)でファイルを取り込んだ際に、2つのファイルをマージして(一つにまとめて)集計したいけど、やり方が分からない…。同時に複数ファイルを取り込みたいけど、どうしたらいいか分からない…。そんなお悩みはありませんか?

Power Queryでは、フォルダーを指定し同時に複数のファイルをインポートすることができます。

Excelだけでなく、CSVファイル等も複数同時に接続し、1つのクエリとして読み込みすることも可能です。例えば、千葉県・埼玉県・神奈川県のデータを一つのクエリとして読み込むといった作業が簡単に行えます。

今回は、フォルダーごとクエリを追加する方法と接続しているフォルダーにデータを追加した場合の操作方法をご紹介します。

監修:みずきさん 監修:みずきさん

監修:みずきさん

EXCEL女子の研修講師をしています。Excel研修では「覚える」だけではなく「理解する」ことで、自身の力としてExcelスキルを身につけられる研修を実施しています。研修をするたびにExcelが大好きになり、Excelってすごい!と実感しています。Excelの他には写真が好きで食べ物や風景を撮影しています!

Power Queryとは

Power Queryは、Microsoftが開発したデータ処理ツールで、データを取り込んだり変換したりするためのマイクロソフトのアドインです。

Power Queryを使用すると、複数のデータソースからデータを統合したり、データの変換や整理を行ったりすることができます。データの取り込みや変換作業を効率化するための機能が豊富に備わっており、データ分析やレポート作成の時間を大幅に短縮することができます。

データの取り込み

PowerQueryは多種多様なデータソースからデータを取り込むことが可能です。

データソースからデータを取り込むことで、PowerQueryはデータ分析やレポート作成のための強力なツールとなります。

データの取り込みは「データ」タブの「データの取得」グループから、様々なデータソースからデータを取り込むことができます。

フォルダーごとクエリを追加

CドライブのPowerQueryフォルダにあるフォルダー「接続1」を接続し、新しいシートに読み込む操作について解説します。読み込みの際、SouceNameは読み込みを実施しません。

「接続1」のフォルダには3つのcsvファイルが格納されています。

操作方法

①Excelを起動し、新規ブックを作成後、任意の場所に保存します。
②[データ]タブ-[データの取得と変換]グループ-「ファイルから」をクリック
⇒「フォルダーから」を選択します。

③フォルダー「接続1」を選択⇒「開く」をクリックします。
④「結合」の▼をクリックし⇒「データの結合と変換」をクリックします。

⑤Fileの結合の画面が表示されたら、変更がないことを確認⇒【OK】をクリックします。
⑥PowerQueryエディターが表示されたら、「Source.Name」の列を選択
⇒Deleteキーまたは[ホーム]タブ-[列の管理]グループの「列の削除」をクリック
⇒列を削除します。
※フォルダーの接続をすると、自動的にファイル名がソースとして列に表示されます。

「閉じて読み込む」をクリックします。データがテーブルとして読み込まれます。

POINT

フォルダー接続時の注意点:フォルダーに接続する場合は以下に注意しましょう。

  • ファイルは同じ列名で構成されていること
  • Excelファイルの場合はシート名が同じであること
  • ファイルの種類が同じ(xlsb・xlsx・xls等も不可)であること
  • 読み取りバスワードがついていないこと

HINT

ヘルパークエリ

各変換は、各ファイルのデータを結合する前にフォルダー内のすべてのファイルに適用されるヘルパークエリグループ内の関数に自動的に変換されるため、フォルダー内部を結合するとヘルパークエリが作成されます。

接続しているフォルダーにデータを追加してみよう

フォルダーごと接続して読み込んだ場合、フォルダーにファイルを追加しデータを更新すると、クエリを修正せずに新たなデータを読み込むことができます。

「東京都_1000.csv」のファイルを「接続1」フォルダーに移動し、クエリを更新しましょう。
更新後、「東京都_1000.csv」のファイルを「接続1」から元の場所に戻し、クエリを更新しましょう。

操作方法

①「東京都_1000.csv」のファイルを「接続1」フォルダーに移動します。
②「接続1」のクエリを選択し800行のデータであることを確認
⇒[クエリ]タブ-読み込みグループの「更新」をクリックします。

③「東京都_1000.csv」のデータが追加され、1800行読み込まれていることを確認します。

④「東京都_1000.csv」のファイルを「接続1」フォルダーから元の場所へ移動します。
⑤「接続1」のクエリを選択し1800行のデータであることを確認⇒[クエリ]タブ-読み込みグループの「更新」をクリックします。

⑥「東京都_1000.csv」のデータが削除され、800行読み込まれていることを確認します。

POINT

  • フォルダー内には結合するファイルのみを入れましょう。
  • テーブルを結合する際には、列の名前が一致しているか確認しましょう。
  • 「売上」と「売上額」と列名が違った場合は、別の列として追加されますので気をつけましょう。

操作は以上となります。

まとめ

今回はフォルダーを指定し同時に複数ファイルをインポートし一つのクエリにする方法をご紹介してきました。新規ファイルが追加された場合もクエリを修正せずにデータ更新が可能です。業務で活用し効率化していきましょう!

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